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Daimon Yasutaka, 6th Generation at Sakahan

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蔵主徒然の記
無垢根の里からお届けする蔵元フォト日記

2月13日からの日記はブログサイトに移転しました。
ぜひ、次のボタンをクリックしてお訪ねください。

蔵元徒然の記・Blog
 


Daimon's Diary
   

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dot 平成17年 2月12日(土)
庭の梅の木が、可憐な花を付け始めました。このところ厳しい寒さが続きましたが、ようやく日の光に明るさが加わり始め、春の気配を感じるこの頃です。

さて、この徒然の記もホームページ本体からブログへ移ることに いたしました。ご存知のように、最近のブログは携帯からでも簡 単に更新や写真の貼り付けができ、機動性が抜群になっていま す。アップデートに今までのよう なエネルギーを使わなくて済めば、もっと気楽に無垢根の里からのお便りをお届けできることでしょう。

というわけで、どうぞ上のリンクボタンからブログページへお進みください。お越しをお待ちしています。

Diary Feb. 12, 2005
 

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dot 平成17年1月23日(日)
毎年、この季節恒例の酒蔵見学会。今年はお正月早々、第一週からはじめてはや三週間目となりました。金曜、土曜、日曜の週末三日間、正午に集合していただき、約 一時間、じっくりと酒の世界に浸っていただきます。いつも思う事ながら、私たち業界人があたりまえと思っている酒についての様々なことが、ほとんどのお客様にご理解いただいていない、ということに改めて反省と、知ってい ただくための努力を重ねる必要を感じます。この貴重な一時間に、どれだけのことを感じていただけるか。もとより、十分なご理解を頂くのは無理なことですが、酒の世界の広がりと深さを知っていただき、この機会がその扉となれ ばこんなにうれしいことはありません。私のお話と現場のビデオをご覧頂き、続いて蔵の中へご案内いたします。蔵に充満する爽やかな新酒の香りに皆様が堪能していただきます。仕上はいくつかの種類の酒のテイスティング 。「甘口」と「辛口」を越えた「五味」の存在を経験いただいて、あっという間に一時間のコースが終了します。まさに、冬の酒蔵は酵母菌、麹菌などの微生物の営みで、酒が醸されるワンダーランド。2月最終週までこの企画は続 きます、ぜひ、冬のむくねの里、酒半をお訪ね下さい。
 

Diary Jan. 23, 2005 

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dot 平成17年1月16日(日)
近ごろ無垢根亭で売れるもの。新酒に燗酒、酒の粕。搾ったばかりの 新鮮な味わいもさることながら、この季節、やっぱりお燗酒がほっこりと 体が温まり、なんともいえな いおいしさと満足感を与えてくれるものです。 私どもで今、お燗にお奨めしているのが四年熟成の山廃純米酒、「火長神人」です。

酒半の古里、むくね村の村人は、千二百年前から続く京 都八幡の男山 八幡宮秋の大祭、「放生会・ほうじょうえ」で、大神の神輿を御護りする行 列の先頭で赤い提灯をかざす「火長神人・かちょうじにん」という職位を授 かり、永年にわたりご奉仕してきました。今でもこれが村人の 誇りです。 その由緒ある名前を冠したこのお酒は、伝統的な山廃の技法で酒母を造 り、交野郷産山田錦100%で醸した純米酒。精米歩合は60%。カラメルのような香ばしい甘味に覆われたふくよかな旨みが特徴です。お燗 した時の味わいのふくらみは格別で、お客様が次々と杯を重ねておられます。

一方、吟醸酒粕はまさに飛ぶような売れ行きで、いろいろな酒粕を食べ 比べていただいたお客様が、繰り返しお 求めいただきます。酒造りが革新 的な方法へ変化すると、粕が出なくなる、という事情も背景にあり、品薄状 態が続いているようです。まさに、「カス」ではなく「豊な滋養と 味わいの実」 であることから、私どもでは「酒の花」と名付けました。無垢根亭ではこれを ベースにお出汁をとった、「むくね鍋」が冬の名物料理となりました。ぜひ皆様、 「酒の花」と「無垢根鍋」をお試しください。
 

Diary Jan. 16, 2005

Diary Jan. 16, 2005 

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dot 平成17年1月6日(木)
皆様お健やかに新しい年をお迎えのこととお喜び申しあげます。今年も、酒半の酒をお引き立ていただきますよう、お願い申しあげます。

楽しみにしていたひと時の休息、お正月もはや六日。今 日からまた仕事の開始です。今年立ち上がり一番の大仕事はかねて想を練り、企画を積み重ねてきたアメリカ市場向けの戦略商品、「TOZAI」ブランド商品の第一次出荷です。お歳暮の繁忙期にもかかわらず新しい商品を生 み出すまで努力を積み重ねてくれたスタッフが、最後の仕上げに取り掛かっています。商品開発コンセプトのキーワードは"West meets East"東の文化と西の人々の出会 いのときめきを表現するブランドは、昨年三月に私どものアメリカ総代理店、Vineconnections 社の共同経営者、リーマン氏とラムコフスキー氏が弊社を訪れた際、JRの「東西線」の名前を見つけ、その意味を聞いたときが始まり でした。それまで温めていた商品構想にピッタリだ、と即座に採用を決めたプロジェクトも動き出してはや一年近く。ようやく形となりました。

澄み酒タイプがWell of Wisdom「知恵の泉」、濁り酒 がVoices in the Mist 「霧の囁き」。もっと多くのアメリカのお客様に、手軽に飲んでいただける高品質酒を、というコンセプトで開発したこの商品は、アートディレクションを 京都在住のアーティスト、ダニエル・ケリー氏が担当しました。そして、瓶の色、ラベルの用紙、ネーミング、その他細部まで Vineconnections 社の二人がアメリカ市場の特性を見極めて決定した商品です。酒造りは初期計画か ら工程管理にいたるまで弊社のハーパーが責任を担い、渾身の力で醸しました。さて、大きな舞台で、どのような評価をいただけることか。楽しみと不安をのせて、第一便6,600本(720 ml)はコンテナー一本に満載で、来週神 戸を出発する予定です。TOZAIの詳しいお話はまたホームページの「海を渡る酒半」続編でお知らせすることにいたしましょう。どうぞお楽しみに。
 

Jan. 6, 2005 - Daimon Diary 

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dot 平成16年 12月6日(月)
師走も第二週に入り、いよいよあわただしさを増してきました。お歳暮のご注文、新酒の仕上、瓶詰に仕込みと全員が走り回っています。この勢いで、年末を乗り切りたいものです。

吟醸酒が話題になるこの時期に、今日は趣きの変わったご案内をいたしましょう。普通酒、という言葉をご存知でしょうか。普通のお酒、とは不思議な名前ですが、これはお酒の級別が廃止された後の品質規格の言葉で、本醸造 規格よりも多くのアルコールを添加しているものを言います。一般的には上撰や佳撰と言われる旧一級酒や二級を差すことが多い言葉でが、私どもはアルコール添加型の酒でも本醸造規格までで、それ以上の添加はありません。

そして、「菊養老」。永年にわたり地元北河内の多くのお客様にご愛飲いただいている懐かしい銘柄。このたび、日々の晩酌にお楽しみいただける、より本格派の本醸造 酒としてラベルを一新してお届けすることになりました。米の香ばしい香りに導かれて、口中にどっしりとした酸味が横たわる、練れたコクのある味わいが身上です。規格は麹に好適米の五百万石。掛米には日本晴。精米歩合は どちらも55% (日本酒度 +1.5; 酸度 1.9; アミノ酸度 1.6)この品質で1800ミリがなんと1927円!お値打ちの一品です。ひやでも、お燗でも、気持ちの趣くままどうぞお楽しみいただけます。ぜひお試しください。
 

Dec. 6, 2004 - Daimon Diary 

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dot 平成16年 11月24日(水)
いよいよ今日は初槽げの日です。仕込一号の純米吟醸は琥珀色に輝き香しい香りを放ちながら滴り落ちてきました。順号1番。容器番号20号。白米1300キロ仕込。日本 酒度は+3.5で仕上がりました。すっきりとしたキレとうまみが程よく感じられ、期待通りの出来となりました。さっそく一番搾りを瓶詰して、ご予約いただいているお客さまにお届けすることにいたしましょう。

Nov. 24, 2004 - Daimon Diary
 

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dot 平成16年 11月1日(月)
月が変わって、いよいよ仕込みも順調に進み始めました。今年は米の産地の兵庫県や北陸で風水害が多かったため一時は米の手当を危ぶみましたが、何とか見通しも 立ち順次米が入荷し始めました。サケヌーヴォーの仕込みも、精米、洗米、限定吸水、蒸し、麹作りと順調に進み、蔵の中がこうばしい香りで満たされてゆきます。夏の間静まり返っていた蔵が命を吹き込まれ、人の動きと作業 の音が日ごとに高まってゆきます。

今年の課題は、より深いうまみを、清涼感のある凛とした味わいに形作ること。「酒半らしさ」を感じていただけるすべての酒の一体感を進めること。また、品創りでは、春か ら温め、打ち合わせを重ねて開発してきた米国市場向け戦略商品の出荷を軌道に乗せること。そして何よりも、うまいといっていただける酒を、春まで無事に造りあげる事。確実な一歩を記すことができるよう、努めてゆきたいと 思います。
 

Nov. 1, 2004 -- Daimon Dairy Photo 1Photo 2Photo 3Photo 4 

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dot 平成16年 10月4日(火)
今日は今年の酒造米第一便の入荷日です。品種は酒造好適米の長野県産「美山錦」。この米は年末恒例の「利休梅・純米吟醸新酒」サケヌーヴォーに使うもので、さっ そく精米機に張り込んで精米開始です。以前は五百万石100%で仕込んでいましたが、よりうまみの深い味わい
が出るよう、昨年度から使用をはじめました。精米歩合は55%。今年はこの二種類の米を使って仕込む計画で す。さて、どんな磨き具合に仕上がるか、楽しみです。

精米機が回る音が始まると、蔵は一気に酒造りの季節に向かいます。毎年の事ながら、春が来て酒造りが終わっ たと思ったら、あっという間にまた、この季節が巡ってきます。時が瞬く間に流れると思うようになったら年を重ねたということでしょう。今年もどうぞ良い酒ができますように。

Oct. 4, 2004 -- Daimon Diary
Oct. 4, 2004 -- Daimon Diary
 

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dot 平成16年 10月17日(日)
稲刈りから順調に秋晴れが続き、稲も程よく乾燥が進みました。きょうは脱穀作業の日です。稲穂の束を次々に機械にかけ、玄米袋に集めてゆきます。見る見るうちに 立派な藁の山が出来ました。酒造りの季節ももう間近。むくね雄町はどんな格付けをもらえるか楽しみです。
 

Daimon Diary Oct. 17, 2004
 

dot 平成16年 10月2日(日)
むくねの里にも秋の気配が濃くなってきました。田圃の雄町も順調に育ち、実も膨れてきて頭を垂れています。いよいよ収穫も間近。これからは登熟の具合を見定めて稲刈 りのタイミングを見誤らないようにしてゆきましょう。
 

Daimon Diary Oct. 2, 2004
 

dot 平成16年 9月19日(日)
稲の花が咲き終わったら、むくね米の穂がどんどんふくらみを増し、頭を垂れてきました。すると、里山のスズメたちが目ざとく見つけ、穂先を啄ばみに飛び回るようになりま した。今日は「手伝い隊」の皆さんが出動して防鳥ネットをたんぼ全面に張り巡らし、黒いビニール袋でカラスが吊るされた形の鳥脅しを仕掛けていただきました。10月中旬予定の稲刈りまでもう一息。大事に守り育てて、大粒 の酒米の収穫ができるよう願っています。
 

Daimon Diary Sept. 19, 2004
 

dot 平成16年 9月12日(日)
寝屋川市の米芳商店さん主催の「蔵元と美味い酒を楽しむ会」がコマンダーホテルで開催されました。北は秋田県から、南は福岡県まで。馳せ参じた27蔵の美酒を思う存 分お客様にお楽しみいただきました。私も横道杜氏と共に参加させていただきお客様との交流を楽しませていただきました。写真、左の方は大阪の「たこ茶屋」オーナーシェフの箱部さん。「酒好きのおやじのいるこめよし」を標 榜されるだけあって、日本酒に対する愛情が随所に現れ、料理との相性を試みるコーナーまで、盛りたくさんの企画で、すばらしい会となりました。米芳商店、白井社長にいただいた日本酒と蔵元に対する熱いエールを忘れず、 これからもお客様に楽しんでいただける酒造りに取組んでゆきたいと思います。ありがとうございました。
 

Daimon Diary Sept. 12, 2004 

dot 平成16年 9月3日(金)
皆さんが国際便の飛行機に乗られた時によく機内のTVで放映されるいろいろな国への旅のものがたりがあるのをご存知だと思います。今日は酒半の蔵にロンドンから 取材班が来訪され、酒造り職人のハーパーと、今、ロンドンで有名な女性料理人の方が酒蔵で出会う、というテーマのビデオ撮影が行われました。さすがに優秀なシェフとあって、ハーパーへの酒の質問や話題も鋭く、いろいろな シーンを撮影いただきました。この素材は、「すばらしい日本の味わいの世界」として、京都の料亭での板前さんとの出会いや、お茶のお家元でお手前の風景などとともに、一時間のものがたりとして編集され、11月頃からいろ いろなエアラインの機内で放映が始まるそうです。また、衛星TVのディスカバリーチャネルのプログラムに入る予定ですので、どこかでご覧いただきましたら、私どもの蔵、酒半のご訪問をお楽しみください。
 

Daimon Diary Sept. 3, 2004 

dot 平成16年 9月2日(木)
8月第4週に入って酒半社田のむくね米の一部で出穂が確認されてから一週間。あっという間に田圃全面で稲穂に花が咲きました。穂からは「雄町」特有の禾(のぎ)が 伸びていて風が吹くとまるでススキの穂がそよいでいるように見えます。この間、8月30日深夜から31日の未明にかけて台風16号が日本海沿いに近畿を通過し、交野が原も強い風に襲われましたが、幸い、社田のむくね米 には目立った被害は無く、ほっといたしました。可憐な花とおしべに見とれたひと時でした。
 

Daimon Diary Sept. 2, 2004
 

dot 平成16年 8月30日(月)
蔵の裏山を照らす見事な満月が昇りました。「夏がくると思い出す、、、」という歌があります。自分が歩んできた道を振り返ると思い出す、それぞれの夏。私の強い夏の思 い出は、約30年前のインド亜大陸、カシミール地方の奥深く、ヒマラヤ山脈のなかにあるアマルナットの洞窟への巡礼です。ヒンズー教の三大奇祭のひとつであるこのヤートラ(巡礼)には、全土から集まった信者たちがカシミー ルの首都、スリナガルからふもとの村までバスで行き、そこから往復一週間の山また山を越える徒歩行で、ようやくシバ神の象徴が安置されるアマルナットの洞窟にたどり着きます。私も一人、サドウ(旅の苦行僧)の群に入り、 身に付けたものは腰巻と毛布一枚、そしてズタ袋といういでたちで、何十万という信者と共に八月の満月の夜の祭典に連なりました。それは、この世から一番遠くにあるところに立った、こころの旅立ちの夜、忘れられない私だけ の夏です。いまこの瞬間、洞窟を照らす満月月を頂いて繰り広げられる聖なるひと時に思いを馳せた夜でした。オームナマシバ。
 

Daimon Diary Aug. 30, 2004 

dot 平成16年 8月29日(日)
今日は「花見酒」を楽しむ日。それも特別の「花」今年のむくね米が少しずつ出穂し、可憐な「酒米の花」ほつけはじめました。写真はいつもの「手伝い隊」の皆さん方。午 前中の畦の草刈り作業のあと、お楽しみの「花見酒の会」の風景です。これから無事収穫を迎え、どんな酒ができるか酒談義にも花が咲いたひと時でした。みなさま、いつもほんとうにありがとうございます。
 

Daimon Diary Aug. 29, 2004
 

dot  平成16年 8月13日(金)
今日は陽堂忌。亡父三世清造、酒半五代蔵元の祥月命日です。サルスベリの赤い花が蒼空にそよぎ、蝉の声がひときわ高く感じる朝、菩提寺、須弥寺の池田大僧正に 法要をおつとめいただきました。かの人が逝ってはや満九年。陸軍主計中尉として学徒出陣し、満州で終戦を迎えて帰国。戦後の混乱の中、家業を立て直すことに奔走しました。その人となりは未年生まれのとおり多くの皆様 の輪の中であくまでも心やさしく、いつももおだやかで、酒造りをこよなく愛し、また、地域の社会福祉や幼児教育に精魂を傾けました。一方、私事においては多忙の合間を縫って幼年よりよくした書の道を極め、陽堂と号したそ の書は私が最も愛するもので、いくつもの商品ブランドや折々のキーワードを書き残してくれました。その上、書画骨董を愛して目利きとして名品を残し、漢籍に親しみながら盆栽の手入れを怠らず、率先して寺役、村役にご奉仕 し、一族郎党を纏め上げた文人でありました。自分自身が年を重ねるに連れ、その生き方は人生の達人として私にはとても真似の出来ない偉大な人であったとひしひしと感じます。その笑顔をみつめ、いつまでも見守っていただ くようお祈りしたひと時でした。合掌。
 


August 13, 2004 

dot  平成16年 8月11日(水)
蔵元にとって、我が蔵の酒がどのような状態にあるかを知るのは最も大事な仕事のひとつです。加えて、無垢根亭でもお客様とお話するたびに痛感するのは、酒の味わ いを表現する言葉が、「甘口」か「辛口」しか出てこないということです。これは、私たち酒造業界が、呑み手の皆様が共通したイメージを持っていただける「味わいのことば」 を開発できなかった、ということでもあると痛感しています。今日は日本酒輸出協会の会長で、コンサルタントでもある利き酒名人、松崎晴雄氏をお迎えし、客観的な立場から酒半の酒の味わいの言葉で表現していただく試みを いたしました。やはり考えていたとおり、酒半の酒のキーワードは「大地に育まれた米の恵みを生かした、芳醇なうまみ」と位置付けていただき、それぞれの酒にコメントをいただきました。これを無垢根亭のお酒メニューやパンフ レットに反映させて、より皆様にわかりやすく楽しい、「日本酒ワールド」のすばらしさをお伝えしてゆきたいと考えています。どうぞお楽しみに!
 

August 11, 2004 

dot  平成16年 8月10日(火)
無垢根村の夏の風物詩、十日盆の法要が観音堂の十一面観世音菩薩様の御前で執り行われました。村の童たちがいつに無く神妙な面持ちでお稚児さんの装束に身を 整え、立派にお供えのお勤めを果しました。私自身も遠い記憶の中にある連綿とした営み。親から子へ、そして孫子の代まで、大いなる存在を敬い、慈悲に感謝する心を伝え続けたいものです。
 

August 10, 2004
 

dot  平成16年 8月9日(月)
無垢根村のお盆の行事も佳境に入りました。生まれ育ったとはいえ、いろいろな回り役をさせていただくたびに、 歴史の尊さを改めて感じます。今日は十日盆の宵宮。村の菩提寺、円通山須弥寺の境内に、貞観三年二月三日(約1,150年前)に鎮座された「石清水八幡宮警固観世音菩薩」を御祀りする観音堂の準備をする日です。お堂を清 め、むくね村の幸で古から伝わる飾り付けをして、観音講周旋方の一人としてお仕えいたしました。観音様に、末永い無垢根村の無事と安寧願い、ご加護をお祈りした昼下がり、蝉時雨に先祖の霊を身近に感じたひと時でした。
 

8月9日(月)

dot 平成16年  8月1日(日)
 今日は月が変わってお朔日。これからお盆まで、むくね の里では先祖の霊を弔う行事が続いてゆきます。一方、酒半の社田では暑い日ざしが続く中、むくね米がすくすくと葉を伸ばしています。今日でもみ撒き以来91日、田植えから56日。除草剤を使わずに栽培していますので、手 伝い隊の皆さんがヒエや雑草を取り除いていただきましたが葉先は腰まで伸びてきました。これからは5日前後に穂肥を施したあとぐんぐん成長して20日過ぎから出穂が始まり、可憐な花をつけることでしょう。皆さん、ありが とうございました。
 

August 1, 2004
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dot 平成16年 7月4日(日)
今日は佐野屋酒店とeSake.comが共催して全国から蔵元をお招きする、「無垢根亭酒味の会」第二回です。お客様は広島から、吟醸酒冨久長でおなじみの今田酒造で杜氏の重責を務められる今田美穂さん。女性杜氏という 切り口でお話を聞くのもはばかかれるほどその酒造りに対する姿勢は、一貫してほんものの美味い酒を造る、ということに凝縮されています。ご実家の家業に就かれた思いといきさつ、その後の色々なお話は佐野さんのブロ グ、http://blog.livedoor.jp/jizake_com/で詳しくご報告いただいていますのでこの日付けの部分をぜひご覧下さい。蔵元トークが終われば、あとはもうおいしい酒の呑み比べと旬のお料理の楽しみへ一直線。昼下がりのほろ酔い 気分も最高ですね。
 

July 4, 2004

dot 平成16年 6月29日(火)
最近、外国の皆様から、日本酒や酒蔵に対するご興味をお聞きする機会が大変多くなってきたようです。今日はお隣の枚方市の海外姉妹都市交流の一環として、フランスはパリ郊外にあるエセック大学の日本語を学んでいる学 生の皆さんが酒半をお訪ねいただきました。旺盛な好奇心で酒造りについての細部にわたるご質問を頂き、利き酒コーナーでは果敢に色々な酒を味わっていただきました。若い皆さんが、このような経験を通して日本酒の世界 の素晴らしさを発見し、多くの皆さんにお伝えいただくことを願っています。
 

June 29, 2004

dot 平成16年 6月20日(日)
ときめきプロムナード、二日目は、酒半酒蔵ライブでおなじみのジャズピアニスト、近秀樹さん率いるトリオに、いまや若手フィーメイルシンガーナンバーワンと目される「たな かりか」さんをお招きしてのジャズライブ。エレガントに、そしてフォービートに快くドライブする歌声に、お客様から大きな拍手が湧きました。コンサートが終わると会場は一転 して、「吟醸酒と旬の肴を楽しむ会」。アーティストの皆さんもご一緒に、音楽の余韻を楽しみながら酒半の酒の数々と無垢根亭キッチンのお料理をお楽しみいただきました。二日間を通じてお越しいただきました皆様、ありがと うございました。たなかさんのCDはこちらでどうぞ。shopping.yahoo.co.jp/id=337311
 

June 20, 2004

dot 平成16年 6月19日(土)
この週末は恒例の酒半・交野ときめきプロムナードのコンサートが開催されます。今日は自作の日本語歌詞と曲で霊歌の真髄を表現しようとするゴスペルシンガー、Jayさ んのマスクアイアの歌声が酒蔵一杯に響き渡りました。さすが、ご予約受付開始数日で完売した皆様の期待通りの熱唱でした。彼の音楽活動は jayes-net.comご覧下さい。それにしても、夏の暑さに加えて皆様の熱気が満々に燃えた熱い一夕でした。
 

June 19, 2994 -- Jayes Mass Choir

 

dot 平成16年 6月6日(日)
そして今日はいよいよ今年のむくね米の、酒半自社田の田植えの日です。曇り空に風が田んぼの水面を渡って、絶好の田植え日より。手伝い隊の皆さんと一列に並んで早苗を二本ずつ、丁寧に植え込んでゆきました。風が吹く と倒れてしまうほどか弱い早苗ですが、しっかりとむくね村の大地の恵みを受けて、大粒の米が収穫できる事を願っています。それにしてもこの格好で三時間。体重が腰にかかってしびれてきました。明日は起き上がれるかどう か心配です。

 

June 6, 2004

dot 平成16年 6月5日(土)
むくね米の籾撒きからちょうど五週間、あっという間に苗代は立派な早苗で一杯になりました。そして明日はいよいよ田植えです。今日は手伝い隊の皆さん総出で苗取り をしていただきました。酒半の自社田は皆さんの手で田植えをしていただきますので、時間をかけてやさしく早苗の束を作っていただきました。皆様、ご苦労様でした。

6月5日(土)

 

dot 平成16年 5月13日(木)
今日から16日(日)まで、恒例の「ひだ・清美の里の匠たち」展が酒半の酒蔵で開催されます。いつもの事ながら、私どもの酒蔵が、手作りの美しい作品で一杯になるのを 見るのはほんとうに幸せな気持ちです。作り手と使い手の出会いの舞台としての酒蔵。クラフトもお酒も、いいものをじっくりと創り上げる、という点では、共感しえるものがたくさんあります。一方、私も仲間に入れていただいて いる交野クラフト倶楽部では今年の秋の五周年記念展で一般の皆様の作品を募集することになりました。我と思わん街の匠の皆様は、ぜひ、 www.katanocraft.com で情報をご覧のうえ、ご出品ください。
 

www.katanocraft.com

dot 平成16年 5月4日(火・祝)
領家 幸さんのピアノリサイタルが宝塚のベガホールで開催されました。今年は六月にベルリンでのコンサートを計画しておられる中、一層その響きは深みを増し、久しぶ りのコンサートを堪能させていただきました。酒半の酒蔵でのコンサートも回を重ねて、生涯のテーマと言われる、「もうひとつのピアノへの情熱」は少しづつ、そして、確実 に聴く人を魅了し、ファンの輪が広がってゆくようです。不思議なピアノのお話はぜひ、www.koryoke.com でご 覧下さい。
 

www.koryoke.com

 

dot 平成16年 5月3日(月・祝)
今日は本年度の、「むくね米」栽培のスタートです。田んぼの隅に小さな苗代を作り、籾撒きをしました。杜氏の横道が自分も米作りから、と率先して企画し、むくね村の篤 農家の皆様7軒にお願いしての立ち上がり。これから秋まで、大事な種を育て生粋の交野の地米による酒造りに取り掛かりたいと思います。一緒に作業をしていただいた、「手伝い隊」の皆様、ご協力ありがとうございました。こ れからもよろしくお願い致します。
 

5月3日(月・祝)

 

dot  平成16年 5月2日(日曜日)
今日は新しい企画、「無垢根亭スペシャル・蔵元が語りあ う素晴らしい日本酒の世界」第一回の開催日です。「地酒の楽しみは飲み比べにこそ、その真髄がある」という篠田次郎先生のお言葉に触発され、酒蔵・酒半で皆さまにより多くの、各地の素晴らしいお酒と出会っていただきた い、という思いで始めました。そして最初のお客様は秋田県、浅舞酒造の柿崎社長です。私とのお出会いの発端からその後の素晴らしい業績と酒造りに懸ける熱き思いを、共同企画いただきました地酒ドットコム社長の佐野さ んと共に語り合っていただきました。後の無垢根亭でのお食事会では天の戸と利休梅を皆さまに存分にお楽しみいただきました。これからも色々な蔵元をお招きして、日本酒の素晴らしさを皆さまにお伝えしてゆきたいと思いま す。第二回は7月4日(日)に開催予定です。ゲスト蔵元はどうぞお楽しみに!
 


柿崎社長と佐野さん

dot  平成16年 4月24日(土曜日)
酒造りの季節が終わった後も酒半の酒蔵はずっと忙しい 日々が続いています。新酒を火入れしたり、瓶貯蔵用に瓶詰して急冷したり、また、生のままで瓶詰めして冷蔵庫に入れたりと、大事に育てた酒が一番良い状態で皆様にお届できるよう毎日作業を進めています。今日は純米 大吟醸、無垢根生酒(兵庫山田錦、精米歩合50%)の瓶詰が完了し、さっそく新しいラベルを貼って発売いたしました。デザインはアメリカ輸出用のものを国内向けに初めて使いました。爽やかなブルーが生酒の雰囲気を良くあら わして、とってもおいしそう(ほんとうにおいしいんです)に仕上がりました。ぜひお試しください。

純米大吟醸無垢根 生酒

 
   

dot 平成16年 4月18日(日曜日)
今日は朝早くから筍堀りの名人、精米担当大門実さんの 後をついて裏山に入りました。関西から遠くなるにつれてお客様から見ると、「大阪の酒蔵」とお聞きになっただけでどうも雑踏した街の中で酒造りをしていると想像される ようですが、なんと酒半の蔵から五十メートルも歩くとこんな竹やぶが広がっているのです。大阪と奈良の府県境を南北に走る生駒連山の豊かな里山です。峰を超えるともう奈良の里。仕込水の井戸も約1キロほど南の清水が谷 にあり、そこからいくつもの谷を超えて埋設した専用のパイプで蔵まで運んでいます。四月初旬からこうして無垢根亭のお客様をお迎えする日は、大門さんが朝堀りしていただいた掘りたてを焼き筍やてんぷらなどにして、筍づく しのお料理で旬の味わいをお楽しみいただいています。まさに大地の恵み。むくね村の春の息吹を存分にお楽しみください。
 

4月18日(日曜日)

 

dot 平成16年  4月8日(木曜日)
今日は大阪国税局が主催する平成15酒造年度の新酒鑑評会が天満の合同庁舎で一般公開されました。造り 手にとってはこの冬の酒造りの技を検証するひとつの大事な催しです。酒半は大吟醸三種類を出品し、いずれも総合品質で、「比較的良好であるもの」として評価をい ただきました。最近は金賞などの授与はなくなりましたが、ある酒質をイメージしてそれを造り上げる技術は常に研鑚してゆかねばなりません。今日いただいたご評価をステップとして、五月の全国新酒鑑評会に臨みた いと思います。

15酒造年度大阪局新酒鑑評会

 

dot 平成16年 4月7日(水曜日)
交野が原にも桜の花吹雪が舞い始めました。一方、庭の片隅では利久梅が見事な大輪の花をつけて風にそよいでいます。そうです。この花を見て、先代蔵元、大門清造が私どもの吟醸酒に「利休梅」と銘銘することにし た清楚な白い名花です。今週は枝ぶりのいい一枝を切り取って、無垢根亭のお客様をお迎えすることにいたしましょう。

Cherry Bloosoms

 

dot 平成16年 4月4日(日曜日)
今日は東京の椿山荘で、フルネットさん主催の純米酒フェステバルが開催され、お昼の部、夜の部、あわせて1,300名様のお客様に酒半の純米酒、8種類をお楽しみいただきました。横道杜氏もハーパーもこうして実際 にお客様が利き酒された後の生のお声を聞くことができるのが一番のねらいです。でもやはり、お飲みいただいた後の開口一番に、「おいしい!!!」といっていただく と、一生懸命酒を造ったことが報われます。ご来場の皆さま、ありがとうございました。

 

Sake Tasting with Yokomichi and Harper

dot 平成16年 4月2日(金)
又や見ん 交野のみ野の桜狩り 
花の雪散る春の明ぼの --
藤原 俊成.
夜明けから降り続いた雨が上がり、爽やかな風が流れてきました。古人が遊んだたおやかな交野が原の桜も、今を盛りと咲き誇っています。彼方には峯に巌をいた だく交野山。穏やかな春の一日でした。

Sakura Blooming

 

dot 平成16年 3月30日(水)
春を迎えてようやく今年の酒造りもフィナーレを迎えました。モロミもすべて搾り上がり、蔵は仕舞い仕事に取り掛かっています。 そして今日は大安吉日。磐船神宮の 西角宮司の司式により、恒例の 「酒半・皆造り感謝のみ祭り」を執り行いました。蔵元、杜氏、そして社員皆が蔵内の神棚の前に揃い、大神のみ恵みと御護りによっ て無事、平成15年度の酒造りを終えることが出来た御礼を申しあげました。杜氏、蔵人の皆さんの踏ん張りと熱意に感謝の気持ちでいっぱいです。

Shinto blessing

 
 

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